「子どもと住まい特集」

成長に合わせた住まいづくり子ども部屋の作り方
成長に合わせた住まいづくり

子どもが就学をすると、勉強をするスペースが必要になってきます。また、成長をしたら個室をほしがることもあるでしょう。
子育て中のご家庭では、子どもの成長や家族構成の変化に合わせて住まいの間取りやインテリアを変えていくことが必要になります。
住まいづくりのポイントを、未就学期、小学生、中学生以降と子どもの成長時期ごとにわけてご紹介していきます。
未就学(〜6歳)
家の中で長く過ごす時期ですから、活発に動き回れる空間を設けることが必要です。合わせて、親が常に子どもの行動を追えるような部屋の間取りや家具の配置、動線など工夫しましょう。
空間づくりのポイント
- リビング・ダイニング
- 家具は極力少なくして、背の高いものやガラスを多用したものは避けましょう。子どもがぶつかりそうな位置にある角には、けがをしないようにガードをつけておきます。また、親と子が一緒に遊ぶことのできる広めのスペースなど、子どもとスキンシップがとれるスペースを確保しておくのもよいでしょう。
- キッチン
- 壁付けのキッチン(調理中にリビングに背を向けるタイプ)の場合は壁に鏡をつけるなどして、調理中でもリビング・ダイニングにいる子どもが見えるような工夫を。キッチンには、包丁やガス、熱湯など、子どもには危険なものがたくさんあります。独立キッチンであれば、入り口に安全柵をつけて自由に出入りできないよう、またオープンキッチンでもできるだけ子どもを近づけないような対策をしましょう。
- バルコニー・窓
- カーテンは、両サイドに寄せるタイプではなく、上下に開閉するタイプのほうが死角を減らすことができます。洗濯物を干すときも、リビング・ダイニングにいる子どもが見えるよう、窓の周辺に大きな家具を置かないなどの工夫を。特に、子どもが登れるような足がかりとなる家具は転落事故のもととなりますので、バルコニーや窓のそばには置かないようにしましょう。
小学生(6〜12歳)
子どもが楽しく勉強できる環境づくりを考えます。小学校低学年くらいまでは、コミュニケーション力も育まれる大切な時期。勉強部屋よりもリビング・ダイニングで、親や兄弟と一緒に学習できる空間づくりを心がけましょう。
空間づくりのポイント
- リビング・ダイニング
- 低学年のころは、ダイニングテーブルの近くやリビングの一角などで、親子で勉強できる環境をつくるとよいでしょう。子ども部屋がある場合、ランドセル置く場所をリビング・ダイニングに設けるなど、自室に閉じこもる時間を極力つくらない工夫をします。
- 子ども部屋
- 個室の子ども部屋を与えるなら、自分できちんと管理できるようになる中高学年になってからがおすすめです。低学年のころから個室の部屋を与える場合、高学年になるまではリビングやダイニングを中心とした生活を基本として、寝るときや学校の支度、着替えなどを子ども部屋で行う、というような使い方がおすすめです。
- ギャラリー
- 子どもは褒められると、向上心や意欲が増すといわれています。学校でつくった作品や賞状などを飾れる簡単な棚やギャラリーを、目のつくところに設けるのもいいのではないでしょうか。
中学生以降(12歳〜)
勉強や部活など外の活動が増え、家にいる時間が短くなる時期です。少しでもコミュニケーションがとれるような住まいづくりを意識してください。
空間づくりのポイント
- リビング・ダイニング
- 玄関から勉強部屋に向かう際には、リビングを通るような動線にしておくと、親子のコミュニケーションがとりやすいです。また、テレビやレコーダー、ゲームなどは、家族が集まるリビングに配置するなど、コミュニケーションを絶やさない工夫を施しましょう。
- 子ども部屋
- このころになると、プライバシー意識が芽生える時期です。自立した人間として尊重しつつも、常に行動を見守れる環境づくりに心がけてください。例えば、子ども部屋のドアにすりガラスを設けて、自室にいるかどうか確認できるような工夫でもよいでしょう。
また、自室に閉じこもってしまいがちにならないような配慮を。出入り口に鍵をつけたり、自室にテレビを置いたりすると、部屋から出てこなくなってしまいます。
次のページでは、子どもが安心して過ごせる住まい、お部屋づくりについて紹介します。
成長に合わせた住まいづくり子ども部屋の作り方




